造作材・構造材

耐火木質ハイブリッド集成材

集成材の新たな可能性(耐火木質ハイブリッド集成材、試験開発)

木造建築、新時代へ

耐火木質ハイブリッド集成材による、国土交通大臣認定で、集成材の可能性がさらに広がりました。耐火木質ハイブリッド集成材は、内部に鋼材を内蔵した集成材です。平成12年(2000年)の建築基準法改正により、今まで木造建築では制限されていた耐火建築物を可能とする法的枠組みがつくられて以降、耐火建築物を構成する部材として開発を進めてきました。

耐火木質ハイブリッド集成材において、集成材は中の鋼材に対する耐火被覆の役割を担っており、鋼材の周囲の集成材は、火災によって一定のスピードで燃焼しますが、燃え尽きることはなく、ある段階になると耐火構造の条件である「燃えどまり」が起こることが実験で確認されています。

また、集成材部分は、耐火被覆として働くとともに、そのまま仕上げ材とすることもできるなど、鉄と木のハイブリッドは大きなメリットがあります。

大臣認定の種類

鋼材内蔵型の1時間耐火大臣認定には「柱」と「梁」があり、内蔵する鋼材の形状は「平鋼」 「角鋼」 「H鋼」の3種類があります。平鋼・角鋼の寸法は1種類に限定されていますが、H鋼は比較的広範囲の寸法まで大臣認定の取得をしています。樹種はカラマツとベイマツの2種があります。

日集協が取得している1時間耐火大臣認定概要一覧
  鋼材のサイズ 集成材の種類 集成材の外寸法
角鋼/65mm(限定) カラマツ・ベイマツ 200 x 200mm
H鋼/125 x 125 ~ 400 x 400mm カラマツ・ベイマツ 250 x 250~525 x 525mm
平鋼/22 x 300mm(限定) カラマツ・ベイマツ 200 x 330mm
H鋼/150 x 75 ~ 600 x 200mm カラマツ・ベイマツ 212.5 x 200~662.5 x 320mm

(注)木質ハイブリッド集成材の製造・販売は日本集成材工業協同組合の施工部会会員(10社)が行います。

木質ハイブリッド集成材概要
木質ハイブリッド集成材Q&A
木質ハイブリッド集成材パンフレット

木質ハイブリッド集成材PR(2021年11月)

★木質ハイブリッド集成材有孔梁が1時間耐火構造の大臣認定取得(プレスリリース)(2021年11月)

施工部会会員名簿(20211119)

木質ハイブリッド集成材で可能となる建築物

 

また、学校、幼稚園などは、建築基準法で特殊建築物に位置づけられており、防火指定のない地域においても、木造では2階建てまでしか建てられないなどの制限がありました。

 

しかし、耐火性を併せ持つ木賃ハイブリッド集成材が開発され、「1時間耐火性能」が認定されたことで、これまで通常の集成材構造では認められていなかった防火地域での3階・4階建てのオフィスビルや庁舎、学校や幼稚園などが建築可能となりました。

 

●木質ハイブリッド採用案件(2021年11月)

 

hy01

丸美産業本社ビル(愛知県名古屋市)

            

 

フレーバーライフ社本社ビル(東京都国分寺市)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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